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2007年3月14日 (水)

SF 小説 (Scientifiction)

中学生から大学、そして、社会人になってからもしばらくの間、SFをよく読んでいた。
もともとSFは、「サイエンティフィクション」〔Scientifiction, Scientific+Fiction〕のことであるが、スペキュレーティブ・フィクション(思索的小説)の略だという人も後には出たり、さらには、「サイエンス・ファンタジー」「スペース・ファンタジー」でもあり、また、アンチ・ユートピアSF(例えば、ジョージ・オーウェルの「1984年」とか、ザミャーチャンの「われら」)はソーシャル・フィクションともいえるかもしれない。

ところで、どこまで科学に忠実であるにしろ、フィクションはフィクションである。
もちろん、とりあげられた技術の中には、実現しているものもあるし、実現に向かって真面目な研究がなされているものもある。
しかし、いかにもっともらしい架空理論による理論づけがなされていても、タイムマシンや超光速飛行を真実と信じる人は(子供ならば別として)いないだろう(と信じたい)。

蛇足であるが、大人になっても「王子様があらわれて結婚を申し込む」というお伽話を信じて、結婚しない女性が増加しつつあるらしい。
たしかに、年収1000万円以上で、女性に優しく、身長180㎝・顔も美形という独身男性がいないとはいわないが、そのような男性から結婚を申し込まれるような顔・スタイル・性格などを具えているのか自己を見つめてみて欲しい。
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最近、NHKで、あるがん患者(といっても、ある程度知られているノンフィクション作家)の闘病生活の放送があった。
予想どおり、がん患者からはあまり評判が良くないようである。
そういえば、血管内治療についての不正確というか、不適切な番組もあったらしい。やはり、「あるある」が終わっても、次々にあるあるのようである。
私は、この手の番組は見ないことにしているが、予想どおりの反応である。

そもそも、この手の番組は、一見、ドキュメント(ノンフィクション)を装っているが、9割9分の番組は、「編集」(やらせ、ないし、やらせまがい)がふんだんに盛り込まれた「ドラマ」であるからだ。
そもそもテレビ番組の制作者(例えばプロデューサー)は、そのほとんどが、ドラマ作りのプロではあるが、医療についても科学についても無知蒙昧であり、患者ですらない。
このような番組制作者が「編集」したものに「真実」はないと思った方が被害が少ないだろう。

正確な番組をつくるためには、カネも時間もかかり、かつ、作品は退屈なものになってしまう。

他方、視聴者のほとんども、医療や科学の素人であり、患者ですらない。
このような視聴者=視聴率(つまり、番組制作者にとってのお客様)は、「正確」な情報ではなく、不正確なものでもよいから感動を与えてくれるものを求めている。
馬鹿な視聴者にはそれ相当の番組しか提供されないのは市場主義の世界では当然であろう。

本物の患者が、ドラマをドラマと知らされず、ドキュメンタリーとして見る場合、違和感や不自然さをもたないわけがない。

多分、この番組は国営放送の製作だけに、たちは良いものであろう。
針小棒大はあるにしても「針」はあるだろう。多少のやらせがあっても、真っ赤な嘘はないだろう(視聴者が勝手に騙されるのを期待している部分はあろうが)。

その点では、真っ赤な嘘が「あるある」とか、いい加減さに「身が、もだえんた」(←○の もんた)よりも良心的ではあろう。
このへんになると、情報番組を装った「娯楽番組」にすぎない。
このような低級な番組を信じるのは、講談話を史実と思い、落語の与太郎を歴史的人物と思うのと同じである。

フィクションはどこまでいってもフィクションであり、その中に多少の事実があるにしても、これをそのまま信じるならば、架空理論で裏打ちされたワープ航法を信じるのと変わらない。

本来は、テレビ局自ら、娯楽番組なのか情報提供番組か、あるいは、ドキュメンタリーか、事実をもとにしたドラマかを明確にすべきなのだが、常に、天上天下唯我独尊のマスコミにこれを期待することは無理である。

結論:アホな(すなわち、全ての)マスコミの情報は、常に「作り事」と思っている方が被害が少ない。

なお、例えば、教育テレビなどの、真面目な番組については、次に書くことにしたい。

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