治療歴その4 ザノザール+ジェムザール+サンドスタチン(2002.12~2005.12)
2002年12月~2005年12月
現在の主治医のもとで受けているレジメンが「ザノザール+ジェムザール+サンドスタチン」
このうち、ザノザール(ストレプトゾシン)は、あまりきいたことがない名前だろう。
(もっとも、抗ガン剤の名前をよく聞く人はあまりいないかもしれないが)
これは、日本では未承認であるが、欧米ではかなり前から、膵内分泌腫瘍やカルチノイドに対する第一選択薬である。
私の場合は、これまでの治療歴からジェムザールと併用しているが、この併用はあまりきいたことがなく、5-FUあるいはドキソルビジンとの併用としていることが多いようである。
稀なガンと未承認抗ガン剤の組み合わせだけに、輸入代理店からの情報では、全国でザノザールを使ってもらっている患者は10人いないのではないかとのことである。
この薬については、また、別に詳しく書くこととしたい。
ジェムザールは、すでに書いたとおりである。
サンドスタチンは、生化学的に内分泌細胞の活動を抑えるものであり、抗ガン剤に入るか否か微妙である。
国の承認は、抗腫瘍効果としてではなく、内分泌腫瘍によるホルモン症状の抑制とされている。
しかし、作用機序からは抗腫瘍効果が見込めるし、外国の論文を見ると、進行した膵内分泌腫瘍にはホルモン症状がなくとも投与を勧めているものがある。さらに、今年のASCOでは、サンドスタチンを投与したほうが寿命延長がみられたとの論文も出ている。
一番の問題は高価なこと(ホルモン症状の抑制目的として保険対象であっても、月7万円(投与量によっては10万円)程度の負担。)である。
なお、去年の夏までは、徐放剤(サンドスタチンLAR)が保険対象ではなかったので、一日2回の自己注射が必要であったが、徐放剤により月1回の注射ですむようになった。
投与量であるが、ザノザールは1000mg(600mg/m2)を月2回、ジェムザールも1000mg(600mg/m2)を月2回、サンドスタチンは20mgを月1回となっている。
副作用であるが、投与当日は、軽いむかつき+軽い頭痛+だるさが出る。車酔いの感じといったら良いかもしれない。
骨髄抑制は、ないわけではないが、といって治療や生活に支障が出るようなものはない。
また、ザノザールにはシスプラチンと同じく腎機能への影響が出うる(シスプラチンほどではないが)。私の場合は、腎機能値(クレアチニン)が正常値の中で最も良いレベル(0.5~0.6)から、正常値の中で悪いレベル(0.9~1.0)に低下した。といっても、正常値の範囲内の話であるし、これを超えたところところでただちに問題となるわけではない。(医師の話では2.0位までは治療に問題がないとのこと)
もっとも、薬が効かなくなって中断するのではなく、副作用で中断することはくやしいので、毎回投与後に生理食塩水の流し500mlも受けている。
効果のほうであるが、これも、この2年間ずっと「変化なし」である。(個々のCT比較では「変化なし」であるが、2年間でみるといくらかは縮小しているようではあるが)
変化なしとはいえども、これだけ長期間続いてくれるのは、嬉しい予想違いであり、これが継続していって欲しい。(ほっておけば、余命1年がそれだけ延びているのだから)


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